SONY α7とオールドレンズの組み合わせが最強な5つの理由と6つの作例
最近、写ルンですやフィルムカメラ、オールドレンズなど、レトロな写真を撮ることが流行っていますよね。その中でも僕は、オールドレンズにハマっています。オールドレンズというのは、フィルム時代のレンズで、アダプターを使用してミラーレス一眼レフに組み合わせることができるものです。
僕はSONYのα7というカメラでオールドレンズを使ってるんですが…、実はα7シリーズのカメラとオールドレンズの相性は抜群に良いんです。
もし、あなたがα7シリーズのカメラを持っているならオールドレンズを買うこと全力でオススメします。
この記事では、α7シリーズにオールドレンズを全力でオススメしたい理由、そしてオールドレンズをまだ知らない場合にも、オールドレンズの魅力をしっかりお伝えしていきます。実際に、オールドレンズを始めるのに必要なオススメのレンズ、どこで買えば良いか、実際に撮った写真などまとめて分かりやすく紹介していきます。
α7がオールドレンズに最適なカメラである5つの理由
オールドレンズに最適なカメラの条件は、ミラーレスであること、フルサイズであることです。α7にはこの2つが当てはまり、さらにオールドレンズに最適な機能を備えているんです。
オールドレンズとミラーレスの相性が良い
ミラーレスは相性が良いため、アダプターが豊富に出ているんです。なぜ相性が良いのかというと、ミラーレスはマウントからセンサーまでの距離(フランジバック)が短いんです。一方で、普通の一眼レフはミラーがある分だけ距離(フランジバック)が長い。なので、ミラーレスは短い分だけアダプターを取り付ける余裕があるのでオールドレンズが付けられるんです。
このように、フランジバックが短いミラーレスの方がオールドレンズを使えるんです。
オールドレンズはフルサイズ向けのレンズ
オールドレンズはフルサイズのセンサーに向けて作られたものです。例えば、APS-C機、マイクロフォーサーズでも使用することはできますが、その場合は焦点距離がその分伸びてしまいます。
そのため、オールドレンズの本来の実力を発揮するならフルサイズのセンサーで撮るべきです。
MFアシスト機能がα7には使える
オールドレンズの弱点はマニュアルフォーカスです。しかし、α7シリーズにはMFアシスト機能が付いてるんです。この機能はマニュアルフォーカスのピント合わせを簡単にしてくれます。ピントリングを回すと画面を拡大してくれるので、ずれなく簡単にピントが合います。
このように液晶画面が拡大して、ピントしっかり合わせることができます。
手ぶれ補正機能が使える
α7Ⅱから「5軸手ブレ補正機能」が追加されました。なので、手ブレ補正のないオールドレンズにも使えるんです。
※「5軸手ブレ補正機能」はα7Ⅱとα7RⅡだけなので注意してください
全画素超解像ズームが使える
α7シリーズは解像度を下げずに、2倍までデジタルズームをすることができるんです。例えば、焦点距離70mmのレンズに「全画素超解像ズーム」を使うと2倍の140mmまでズームできるんです。なので、オールドレンズの能力をさらに引き出すことができるんです。
参考サイト:全画素超解像ズームについて(SONY公式サイト)
実際に、ここまでの機能を備えてオールドレンズに最適なカメラは、α7シリーズ以外ないです。次の章ではα7でオールドレンズを使うとメリット、魅力についてお伝えしていきますね。
α7でオールドレンズを使うことの4つの魅力
普通のレンズだけを使うのはもったいない!と思えるオールドレンズの4つの魅力についてお伝えしていきます。
オールドレンズは安い
オールドレンズは安いものなら5,000円以下で買えてしまいます。SONYの純正レンズだと買おうと思っても5万円〜15万円くらいしますよね。価格が10倍くらい違うので、普通のレンズ1本買う予算でオールドレンズを10本も買えちゃうんです。これだけ、オールドレンズに魅力は伝わる思います。
今のレンズでは表現できない写真が撮れる
古くてどこか懐かしいボケ感の写真が撮れたりします。これは編集だけだとなかなか表現が難しい部分ですよね。下記の写真は実際にオールドレンズで撮った写真です。色味だったり、ボケ感は今のレンズにはない雰囲気を出してますよね。
レンズが選び放題
マウントさえあれば、キャノン、ニコン、ライカ、コンタックスなどいろんなメーカーのレンズが使えちゃいます。さらに、単焦点から広角レンズや望遠レンズまで、普段高くて手が出ないレンズまで安く買えちゃいますよ。
使い勝手が良い
オールドレンズは、カメラ自体は新しいので使い勝手は良いんです。
一方で「写ルンです」やフィルムカメラは、使い勝手が悪いんですよね。撮影枚数も30枚くらいだし、現像するのにもお店に行かなければ行けない。フィルム風のおしゃれな写真が撮れて使い勝手も良いオールドレンズ、最高ですよね。
デザインがおしゃれ
古いレンズは、レトロでおしゃれなデザインが多いです。最近のレンズはどれも同じようなものばかりですが、オールドレンズは違います。いろんなデザインがあるので見た目でレンズ選ぶのもありかもしれませんね。そして、α7の新しいカメラに古いレンズをつけるアンバランスなデザインがこれもオシャレなんです。
オールドレンズの良さが分かってきましたか?なんと言っても価格が安いので、お試しで1つ買ってみるのもオススメです。そこで、実際に「どんなレンズがオススメか」また、「どんな写真が撮れるのか」を次の章で説明しますので参考にしてみてくださいね。
α7で使いたいオススメのオールドレンズの種類と作例
実際に僕が使用しているレンズとその作例
実際に僕が使用しているレンズの価格、作例と使った感想を紹介していきますね。
Canon New FD50mm F1.4
このレンズは1979年6月にキャノンから発売されたNew FD50mm F1.4です。F1.4の50mmなので、かなり明るいレンズでポートレートやスナップショットに向いているカメラです。また、最短撮影距離は45cmでかなりよって撮影することもできます。発売当時の価格は32,000円でしたが、僕はヤフオクで4,500円で落札しました。
New FD50mm F1.4の作例
実際の撮った写真はこんな感じです。ボケ感が強く、明るく写って良い感じに撮れますね。
Canon New マクロFD50mm F3.5
このレンズは1979年6月にキャノンから発売されたNew マクロFD50mm F3.5です。小さい小物やお花などブツ撮りのとき便利なレンズです。発売当時の価格は44,500円でしたが、僕はヤフオクで4,100円で落札しました。
New マクロFD50mm F3.5の作例
実際の撮った写真はこんな感じです。マクロレンズなので、最短撮影距離は23cmと被写体にかなり近づけます。
Canon FD24mm F2.8 S.S.C.
このレンズは1973年3月にキャノンから発売されたFD24mm F2.8 S.S.C.です。広角でf2.8の明るいレンズなので風景写真などに向いています。発売当時の価格は33,000円でしたが、僕はヤフオクで3,300円で落札しました。
FD24mm F2.8 S.S.C.の作例
かなり広角に撮れますが、若干モヤがかかってるようにも見えます。
Canon FD135mm F3.5 S.C.(Ⅱ)
このレンズは1976年11月にキャノンから発売されたFD135mm F3.5 S.C.(Ⅱ)です。135mmの中望遠のレンズです。発売当時の価格は29,000円でしたが、僕はヤフオクで3,200円で落札しました。
FD135mm F3.5 S.C.(Ⅱ)の作例
135mmは少し距離感が難しい。それがまた撮っていて面白いレンズです。
Canon New FD100-300mm F5.6
このレンズは1976年11月にキャノンから発売されたNew FD100-300mm F5.6です。100-300mmの望遠ズームレンズです。発売当時の価格は59,000円でしたが、僕はヤフオクで2,500円で落札しました。
New FD100-300mm F5.6の作例
かなり綺麗に撮れて良いレンズですが、写真の上の方が暗くなってしまうようです。また、このレンズは中央に大きな傷がついていたのですが、写りにはそこまで影響はありませんでした。
オススメのレンズと作例を載せているサイト一覧
僕が持っていないレンズでもオススメのレンズはたくさんありますのでレンズと作例を豊富に紹介しているサイトの一覧を載せますのでよかったら参考にしてください。
・オールドレンズとは?種類やそれぞれの特徴を踏まえ、おすすめをご紹介!
・オールドレンズって何?簡単におしゃれな写真が撮れるおすすめオールドレンズをご紹介
・ミラーレスカメラ初心者におすすめなオールドレンズを紹介するよ
α7用のオールドレンズを買うならヤフオク、メルカリがオススメ
オールドレンズを買うのであれば、ヤフオク、メルカリがオススメです。なぜなら、安くて品揃えが豊富だからです。しかし、中古なので当たり外れがあるので注意してください。心配な方は、少し相場は上がりますが中古レンズの実店舗もありますよ。実店舗でオールドレンズを購入されたい場合は、「東京のおすすめ中古カメラ、中古レンズ店8選+α」こちらを参考にしてください。
α7でオールドレンズを使うにはアダプターが必須
オールドレンズをカメラにつけるには専用のアダプターが必要になります。
専用アダプターを買うときの注意点は、カメラ側のマウントとレンズ側のマウントを把握する必要があります。
例えば、僕のようにSONY α7にキャノンのFDレンズを組み合わせる場合は上記の写真のように「FD→NEX」のアダプターを買う必要があります。ちなみにNEXとはSONYのEマウントのことなので覚えておいた方がいいです。
具体的には、以下のようになります。
カメラ側のマウントの種類
SONY α7 → Eマウント(NEXマウントとも呼ばれる)
NEXはSONYのマウントってことを覚えておきましょう!
レンズ側のマウントの種類
自分が購入するオールドレンズのマウントの種類を把握して、下記のどれに当てはまるものを選びます。
見方:レンズマウントーカメラマウント(NEX)
とりあえず、ここから買えば安心!
下記の商品はSONYのマウント(NEX)のアダプターで、あとはレンズのマウントに合うものを選んでもらえればOKです。
続いて、良いことばかりではないオールドレンズの注意点、デメリットの部分も触れてきますので、購入を検討してる場合は、必ずチェックしてください。
α7でオールドレンズを使うときの注意点
オールドレンズは通常のレンズを買うのとは勝手が違います。注意点を下記の通りです。
マニュアルフォーカスです。
オールドレンズは、オートフォーカスではありません。自分でピントリングを回してピントを合わせる必要があります。
どうしてもオートフォーカスが良い場合は、諦めて純正レンズで我慢しましょうって言いたいところですが、実はオートフォーカスで使うことも可能です。
それは、AF専用のアダプターを使用することです。でも、デメリットがあって、AF専用のアダプターはかなり高価なんです。せっかく、オールドレンズの価格が安いのにあまり意味が無くなっちゃうんですよね。それでも構わないという場合は下記のリンクに商品を貼っておきました。
※装着可能レンズ:ライカMマウントのレンズ (他社製のMマウントアダプターと組み合わせて使用可能。)
※対応機種: ソニー α7RII 、 ソニー α7II 、 ソニー α6500 、 ソニー α6300
絞りも自分で設定する必要がある
オールドレンズは絞りもマニュアルです。普段オートで撮影している場合は、絞りも自動で合わせてくれます。しかし、オールドレンズの場合は自分で絞り操作する必要があります。
この赤枠で囲んだ部分が絞りで、今はf1.4になってます。この絞りを変える場合は、このリングを回していきます。
中古なのでカビやキズがある場合も
レンズによっては昭和時代に発売されたものあります。なので、劣化により傷やカビがあることは覚悟してください。実際に僕が購入した上記のレンズも中央部分に傷がついてました。僕の場合はそれも一つの味だと考えてそのまま使ってます。(笑)
それが嫌な場合は、ヤフオクでは劣化の状態は説明文や画像に載せているので良くチェックしてもらうこと、そして評価の高い出品者から買えばある程度防げると思います。それでも心配な場合は実店舗に行くと安心かもしれませんね。
α7以外でオールドレンズでオススメのミラーレス一眼レフカメラ
α7シリーズ以外でオールドレンズと相性の良いカメラは以下のカメラになります。
全てフルサイズではなく、マイクロフォーサーズですが、こちらのカメラでもオールドレンズを楽しむことができます。
まとめ
ここまで、「α7とオールドレンズの組み合わせが最強な理由」を説明していきました。オールドレンズの良さが伝わったでしょうか。カメラを趣味にしていると、よく「レンズは資産」という言葉を耳にすると思いますが、レンズって高くてなかなか買えないですよね。でも、このオールドレンズであれば、気軽に買うことができます。ぜひ、試しにオールドレンズを1つ買ってみてはいかがでしょうか。
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