ハウステンボスのドローンへの力の入れ方が凄すぎる。
奇跡のV字回復をしたハウステンボス
長崎ハウステンボスといえば、1992年の開業から赤字が続き2003年には多額の負債を抱えて経営破綻。その後、旅行会社のエイチアイエスが経営支援を引き受けると半年で黒字になり、入場者数も増え続け、見事にV字回復したテーマパークとして有名です。2016年のテーマーパークの入場者数でも日本でディズニー、USJに続き3位となりまだまだ成長しているテーマパークです。
常に新しく斬新な企画を行うハウステンボス
最近ではテーマパーク全体を覆う大規模なイルミネーションやロボットしかスタッフがいない変なホテル、プロジェクションマッピングで太鼓の達人ができるなど斬新なアイディアと最先端のテクノロジーを合わせた新しい企画を次々に出しております。
ドローンにも力を入れるハウステンボス。
世界最大級のイルミネーション会場で行うドローンレース
夜間のイルミネーションを会場にしたドローンのイベント『ジャパン・ドローン・チャンピオンシップ』を2017年2月17日に開催しておりました。
ハウステンボスの特徴を生かした世界最大級のイルミネーションを会場とした夜間のFPVドローンレースを行いました。
FPVドローンレースはヘッドマウントディスプレイ(FPVゴーグル)を装着した長距離コースのレースです。全国ドローンレース選手権の上位10名の選手も登場しており、なんと最高時速は150kmを超えるスピードになり、迫力があり見応えのあるレースです。
さらには同日にこんなイベントも。
LEDイルミネーション空撮コンテスト
このコンテストは大会当日に空撮を行いその日中に編集をした映像を提出し、翌日の午前中に審査結果を発表するというなかなか過酷な内容だったようです。動画はその中で最優秀賞を獲得した空撮映像になります。
ドローンが体験できるテーマパーク
ハウステンボスには、花の王国、光の王国、ゲームの王国、音楽とショーの王国、健康と美の王国、ロボットの王国の6つのテーマに分かれております。ドローンのテーマパークはその中のロボットの王国にあります。
ハウステンボスはDJI JAPANと正規代理店契約を締結し、2016年7月16日よりテーマパーク内にてドローン事業を開始しております。
【ドローン飛行体験 ※12 歳以上】 ¥1,500/30 分
・安全講習 10 分+シミュレーター10 分+ゲージ内トレーニング 10 分【DJI PHANTOM 講習 ※15 歳以上】 7,000 円/2 時間
・講習 30 分+シミュレーター30 分+休憩 10 分+ゲージ内トレーニング 50 分
※講習内容は航空法、準備・取り扱い、安全講習について。【園内空撮ツアー】 ¥6,000
・開園 1 時間前(スタッフアテンド)エアホイールでの移動付き。
・ドローンは基本持ち込み。 ・事前に技能レベルの確認。
-前日までにワンダーホイールにてライセンス発行。※テストフィーとして 1,000 円
-DJI CAMP 有資格者。スペシャリスト以上【DJI OSMO レンタル】*手ぶれ補正機能付き完全一体型手持ち 4K カメラ
・1 日レンタル ¥2,300
・1 泊 2 日 ¥3,900
(DJI OSMO 付属パーツレンタル)
・バイクマウント(自転車・エアホイールに OSMO を装着可能) ¥500/1 日
・予備バッテリー ¥1,200/1 日【販売商品】
・PHANTOM 4 (DJI の最新機種で DJI 史上最もスタイリッシュなフライングカメラ)
PHANTOM 3 Professional と比べて飛行時間が25%向上し、最大28分の飛行が可能。
操縦をサポートする障害物回避機能・TAPFLY(タップフライ)モード・ACTIVETRACK (アクティブト ラック)等を搭載。
振動や揺れを排除する3軸ジンバルを採用し鮮明でシャープなプロのような4K動画を撮影可能。【DJI について】
DJI は、プロ、アマチュアユーザーのために、革新的なカメラ技術を開発、製造しているグローバルリ ーダーです。リモートで操縦できるヘリコプターに情熱を傾けるスタッフにより創業、運営されており、 飛行制御技術と手ぶれ補正の分野におけるエキスパートです。世界中のクリエイターとイノベーターが 空撮を行う際に、使いやすく、安全な商品を作ることをミッションとしています。営業拠点は北アメリ カ、ヨーロッパ、アジアまで拡大しており、 世界 100 ヵ国のユーザーが、映画、広告、建設、消防、農 業、その他多くの産業分野において DJI の商品を愛用しています。
出典:「ドローンを総合体験できる日本唯一のテーマパークへ」PR TIMES
体験できるドローンの機体はphantomシリーズになります。ドローンの持ち込み空撮も可能だそうですが条件は少し厳しいものとなっております。また、DJIということでDJIosmoの体験も可能になるそうです。
さらに、ロボットの王国ではDJIのドローンの他にもドローンレーサー体験も行っております。こちらでは日本のドローンを販売しているRCの企業の京商のレース用のドローンを体験することができるようです。
いかがだったでしょうか。ハウステンボスは広大で素晴らしい景観の私有地という強みを生かしてドローンの企画を行っております。これだけドローンに力を入れているテーマパークは日本にはありません。ハウステンボスを通してドローンに対する世間のイメージがより良くなってくれることを期待しております。
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